top of page
Maruta Architects
まるいち鈴木薬局
明治の創業以来地域に愛されている薬局の移転建替えである。一般的な薬局は処方箋に基づき薬を調剤するだけだが、当薬局では来店客との何気ない世間話やお茶飲みの時間も重視し、このコミュニケーションのなかからお客様の健康状態などを把握しているという。
そこで道路から近いエリアをガラス張りの開放的な空間とし、カフェやキッズスペース、さらに屋外には縁側スペースを計画した。定期的にセミナーや健康相談なども行われるこの場所が外から容易に垣間見えることで、地域住民との交流・発信の場として機能する。受動的に処方箋調剤を行うだけの薬局ではなく、「人と向き合う薬局」としての在り方。それは気軽に立ち寄れる地域の拠りどころとして、新しいプラットフォームになり得るかもしれない。
所在地
用途
構造・規模
延床面積
竣工
:山形県長井市
:店舗併用住宅
:木造2階建
:299.36㎡
:2020年9月
bottom of page