​セカイスケッチコーヒー

築150有余年の古民家のリノベーション。この地で長く家族の生活を見届けてきた住まいをカフェとして再生させる計画である。

まず、囲炉裏の煙で煤けた軸組や天井裏に隠されていた小屋組を露わにした。この建物がもつ歴史を可視化させ、そこへあえて『全く異質な現代性』を対峙させる。新旧が衝突するイメージ。面を斜めにカットされた純白の箱は、空間の核として店内の中心部分に貫入された。

​今回我々は、古いものを劣等なものとして隠蔽する手法も、逆に延命のために凍結保存するような選択もしなかった。それは、真の意味での再生とは、過去の記憶の継承と新たな視点による技術が対等に存在してこそ成就するものと確信しているからである。この建物と改修プロセスがさらに次世代へと継承されるものとなるよう期待している。

所在地

用途

構造・規模

延床面積

竣工

:山形県長井市

:店舗

:木造平屋建

:64.51㎡

:2019年11月